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​麻痺と痙縮の症状について

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麻痺

脳梗塞の後遺症(脳出血などを含む脳卒中全般における後遺症)には様々な症状があり、日常生活に支障をきたしてしまうものがほとんどです。その中でも、多くの方が悩まされているのが運動や感覚に障害をきたす麻痺です。

麻痺とは、脳や神経などが脳出血や脳梗塞によって損傷されることで、運動することや感じることが障害される後遺症です。

運動麻痺による運動障害の症状としては、損傷した脳と反対側の体が動かしにくくなり、特に手指の細かい動きや足首が動かなくなることが多いです。これらが影響して、歩行能力の低下や日常生活動作が行えなくなるなどの問題が生じます。

麻痺の改善には、運動を反復することで、神経回路の強化・再建をする必要があります。それを可能とするのが「促通反復療法」で、麻痺の改善に最も優れた治療法です。

痙縮

脳卒中でよくみられる運動(機能)障害の一つに痙縮という症状があります。痙縮とは筋肉が緊張しすぎて、手足が動きにくかったり、勝手に動いてしまう状態のことです。
痙縮では、手指が握ったままとなり開こうとしても開きにくい、肘が曲がる、足先が足の裏側のほうに曲がってしまうなどの症状がみられます。

痙縮による姿勢異常が長く続くと、筋肉が固まって関節の運動が制限され(これを拘縮(こうしゅく)といいます)、日常生活に支障が生じてしまいます。また、痙縮がリハビリテーションの障害となることもあるので、痙縮に対する治療が必要となります。

痙縮を改善させるには、ストレッチ・マッサージでは、一時的な改善になるものの、根本的な改善はできません。改善させるためには、自ら動かす必要があります。自ら動かすためには、促通反復療法が有効です。

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